海外の歯科治療の基礎知識
海外での歯科治療は内科外科などと違い、原則キャッシュレス診療は受けられません。
歯科治療をサポートする海外旅行保険は数少なく保険料も割高です。
日本で治療中の虫歯治療を海外で継続して治療される場合は保険適用されません。
さらに歯科矯正、インプラント、ホワイトニング、根幹治療などの治療も保険適用外となります。
事故や怪我の際に歯を負傷した場合の治療は適用される可能性もあります。(保険会社の審査による)
保険利用の支払いは最初に自己負担で全額支払い、保険会社に提出する必要な書類を揃えて申請・請求する流れが一般的です。
日本の社会保険や国民健康保険を利用した保険治療も可能です。
会社や自治体によって申請書類や手順が異なりますので、事前に各関係部署にお問い合わせください。
当院で発行する英語の診断書並びに領収書は、日本での申請時に日本語に翻訳する必要がございます。
日本語翻訳サービスは別途有料で承っております。
当院で取り扱い可能な保険について
歯科治療においてご利用いただける保険は下記の種類がございます。
当院はキャッシュレス保険は対応しておりませんのが、通常の保険手続きで必要な書類は準備可能です。(日本語翻訳は別途有料)
保険の種類 | 概 要 | 当院の対応 |
海外旅行保険 [歯科治療特約] | 歯科治療特約に加入必須。限度額がいくらかも要確認。 キャッシュレスは不可のため、治療後に自己負担で支払い。 診療証明書などの必要書類を保険会社に申請し後日請求。 | ○ |
日本の社会保険 [国民健康保険] | 日本の社会保険・国民健康保険に加入していれば、海外療養費 給付申請で虫歯治療など治療費の一部が給付される。 自治体や会社により書類様式が異なるので事前に確認が必要。 | ○ |
現地社会保険 | 海外現地採用の人向け。社会保険が使えるか確認が必要。 保険適用範囲と限度額が900バーツまでと制限が厳しい。 | ○ |
現地民間保険 | 歯科治療特約があるか、限度額がいくらか要確認。 キャッシュレスは不可の場合が多く最初は自己負担で支払い。 治療後に診療証明書など必要書類の申請•請求をする。 適用範囲はレジン充填・抜歯・根幹治療・歯石除去など 治療内容が限定されている場合あり。 | ○ |